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園路を歩いていると、赤く細いサンゴのようなものがいくつも落ちていることがあります(左写真)。これって何?
上を見あげると、何種類かの広葉樹の葉が見え、隙間から赤い枝が見えています。葉はあまり厚くなく落葉樹の雰囲気です。少し離れて見ると、どうやらミズキのようです(右写真)。
ミズキはミズキ科ミズキ属の落葉高木で、日本全国に広く分布します。街路樹で見かける北米原産のハナミズキなどが近縁です。春は白い小さな花をたくさん付けていますが、秋には黒い実を付け、メジロやヒヨドリなどの鳥が食べて種子を散布してくれます。枝を赤く目立たせて、鳥に実のありかをおしえているようです。(よ)
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