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氷上を歩くキセキレイ(1-2月)

キセキレイ森の科学館の裏にある小さな池の表面をトコトコ歩いている野鳥がいます。池の表面に張った氷が昼頃になっても溶けることなく、軽くて小さな小鳥なら歩けるようです。左写真は氷の厚い場所ですが、右写真は氷が溶けかかって表面に水があり、鳥の姿が映っています。

セキレイ科セキレイ属のキセキレイ(黄鶺鴒)です。この写真ではわかりにくいのですが、腹や尾の付け根に加えて胸にも薄い黄色の羽があって、きれいです。雌雄の区別などはわかりません。

国内でよく見かけるセキレイ属の鳥は、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイの3種ですが、日本固有のセグロセキレイに対して、ハクセキレイとキセキレイはアジア、ヨーロッパ、アフリカ北部と非常に広い範囲に分布します。

セキレイの仲間は、主に立ち止まっている時に尾羽を上下に振る動作が目立ちますが、この個体はあまり振っていなかったように思います。氷の上ではいつもと少し勝手が違ったのでしょうか。(よ)