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ミスジチョウの越冬幼虫(1-2月)

ミスジチョウ昆虫が越冬するステージは、卵、幼虫、蛹、成虫など、昆虫の種類によって異なります。

ミスジチョウ(タテハチョウ科)は幼虫で越冬します。幼虫で越冬するタテハチョウの仲間でも、その方法は種によって様々で、例えば、常緑のキジョランを食べるアサギマダラは、越冬中も休眠せずに葉を食べるので、少しずつ大きくなるのに対し、落葉のエノキを食べるオオムラサキは、エノキの枯葉に埋もれて越冬し、大きくはなりません。

ミスジチョウは、糸で固定したカエデの枯葉で越冬するので、他の葉が落ちても幼虫が付いている葉はくっついています。隠れているつもりなのかもしれませんが、かえって容易に見つけられます。樹木園でも見られますので、探してみてください。(し)