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釣舟草通りに入ったところで、落ち葉に止まっている蛾を見つけました。独特の模様からモンウスギヌカギバ(Macrocilixmaia、カギバ科)だと思われます。
かなりきれいな状態だったので、この冬に出てきた個体のようです。この虫の越冬態をネットで調べてみると、幼虫らしいと書かれたサイトはあったものの、成虫越冬と書かれたサイトはありませんでした。少なくともこの個体は冬に出たのでしょうが、それが本種の一般的な特徴かどうかはわかりません。蛾は多くの種類がいるので、まだまだ知られていないことがたくさんあるのです。
もう一つ面白いことがわかりました。本種の前翅の模様は糞に集まるハエに擬態したものだ、という記述がありました。ただし、マレーシアの話です。でも、そう言われないとハエには見えないと思いますが、いかがでしょうか?(し)
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