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森の科学館の前で、八重の桜‘はるか’が咲き始めました。花の基部が白色に近い淡紅色で、14-19枚の八重咲きです。
‘はるか’は、多摩森林科学園のサクラ保存林にある‘思川’(おもいがわ)の種子を1999年に発芽させたものです。サクラ類の遺伝研究の材料として育成され、2004年に開花が確認されました。美しい八重咲きの花をつけたことから、2012年12月に新品種として登録出願しました。
遺伝子分析によると、‘はるか’は‘思川’と‘手弱女’(たおやめ)が交雑したものと考えられており、これら両親の先祖と考えられる野生種としてはマメザクラ、エドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラの4種の関与が推定されています。(よ)
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