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ハンミョウ(5月)

ハンミョウ(日当たりの良い道で、ハンミョウを見かけるようになりました。道に止まったところでよく見ると青緑の頭、青緑~紺色のベースを横切る太く赤い斑紋と白い点をもち、金属光沢のあるかなり毒々しい色の甲虫です。

同じ“ハンミョウ”という名のつくツチハンミョウが有毒なので、それとは縁のないこのハンミョウも毒を持っていると思う人もいるようですが、この虫に毒はありません。昆虫や小動物を狩って食べる肉食性なので、獰猛であることは確かです。でも、人を襲って噛みつくようなことはありません。

むしろ、路上でこの虫に近づいて行くと飛んで逃げ、数メートル先の路上に着陸します。更に近づくと、また飛んで逃げ、その先に着陸することを繰り返すので、近づいていく人にとっては、道案内をしてくれているようです。そのため“ミチオシエ”、あるいは“ミチシルベ”という別名もあります。(し)