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イチモンジチョウ(5月)

イチモンジチョウ深い森の中にも農耕地の周辺の木立にもすみ、生息地の範囲は広い。普通種といえば普通種だが、1か所に多くの個体が群れているようなことはあまりない。

黒地に一文字のシンプルな装いも捨てたものではない。翅の裏は、茶と黒と白が描く意外と複雑な模様だ。

多くのタテハチョウがそうであるように、本種もあまり羽ばたかずに滑空するように飛ぶ。低木や大型草本の花を好んで訪れるが、腐果や汚物にも集まる。アサマイチモンジでは活動範囲はおよそ2m以下の低い場所に限られるが、本種は高木の枝などになわばりをつくることもある。

幼虫は食草の葉上に袋状の越冬巣を作り、その中で冬を越す。科学園記録種。(た)

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