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直径約1センチの緑色のつやつやした実が房状にぶら下がっています。キブシの若い実です(左、中写真)。早春のまだ葉も出ないうちに黄色い鈴なりの花を咲かせていたのが(右写真、3月下旬撮影)、いま若い実となったものです。
キブシはキブシ科キブシ属の日本固有種。キブシ科はキブシ属のみからなる科で、ヒマラヤから日本にかけて6種あります。日本にはキブシのみが自生しますが、葉の大きさや表面の毛の有無などで、ハチジョウキブシ、ナガバキブシ、コバノキブシなど多くの地域変異が知られています。(よ)
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