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第2樹木園のクヌギの木の前を歩いていると(右写真)、地面にクヌギの緑色の葉が落ちています。葉の真ん中に左右対称と思えるような穴があいています。虫が食べたにしてはちょっと変ですね。
これはムササビの食痕と思われます。園内にはムササビが何匹もすんでいて、夜になると森の中を飛び回って、いろいろなものを食べています。クヌギなどの葉もムササビの餌となります。左右対称の穴になるのは、きっと葉を折りたたんで、葉の中央部を食べているのでしょう。葉の周囲より中央部がおいしい理由がありそうです。
ムササビがどんなものを食べ、どんな食痕を残しているか、森の科学館の展示もご覧ください。(よ)Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.