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森の科学館の裏の池のほとりに大きなクスノキが数本あります。下から見上げるとクリーム色っぽい小さなつぶつぶがたくさん見えて、花が咲いていることがわかります(左写真)。花期は5-6月で、ロウ細工のようなかわいらしい花(中・右写真)が樹冠いっぱいについています。
古くから神社などに植えられ、大木になっているものをよく見かけます。かつては樹皮を防虫剤の樟脳の原料としていました。落ちている枯葉や、10-11月頃に落ちて来る黒い実を少し傷つけると、さわやかな香りがします。
クスノキ科クスノキ属で、同じ科の中にはタブノキ属やクロモジ属が含まれ、また日本には自生しませんがアボカド属(最近日本でもすっかりおなじみになったアボカドは中央アメリカ産)もクスノキ科です。(よ)
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