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多摩森林科学園の樹木園内にはムササビが多く生息しています。ムササビは寝場所として、自然にできた木の洞を利用しますが、大きめの巣箱を設置すると利用することがあります。科学園ではムササビの繁殖を調査するために巣箱を設置し、内部の様子を観察するためのビデオカメラを付けてあります。
子育て中のメスは同じ巣箱を利用し続けますが、それ以外のムササビは、寝場所をときおり変えます。そのため、必ず毎日巣箱を利用しているわけではありませんが、運が良ければ、ムササビの寝顔を見ることができます。
ムササビが利用している巣箱の木は触らないようにしてあげてください。天敵が上ってきたと思って、警戒してしまうからです。夜行性のムササビにとって、昼間は寝る時間です。ゆっくり休ませてあげてください。(は)
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