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オヤブジラミ(5月)

オヤブジラミやぶに生え、とげとげのある小さな実がまるでシラミのようなことから、ヤブジラミという名前がついたようです。写真はそのようなヤブジラミの近縁のオヤブジラミです。ヤブジラミの花は白色、実や葉は緑色ですが、オヤブジラミでは花や実、葉の一部に紫色を帯びています。

いずれもセリ科ヤブジラミ属の越年草で、細かく切れ込んだ葉の形は、いかにもセリの仲間であることを感じさせます。明るく開けた場所に生え、冬の間にも緑の葉をつけて光合成を行い、春から初夏にかけての開花と結実のためのエネルギーを蓄えます。園内では釣舟草通りから関山ベンチに向かって登っていく明るい道の脇などでよく見られます。(よ)

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