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サンコウチョウ(5月)

サンコウチョウ(釣舟草通りを登っていると、10mくらい先の園路を横切って赤茶色の鳥が飛び、木製ベンチの後方の斜面に立っているサクラの木の枝に止まりました(左写真)。ガビチョウはもっと薄い茶色ですし、ヒヨドリは灰色がかっています。何だろうと思ってみていると、ちょっと動いて体の向きがかわり、顔がはっきり見えました(右写真)。青いアイリング(目の周囲のリング)が特徴のサンコウチョウです。

サンコウチョウは、東南アジアで冬を過ごし、日本には4-5月頃に渡ってきて夏の間に繁殖し、また秋に戻っていく渡り鳥です。雄雌ともに、頭から首、胸までが黒紫色で、青いアイリングが目立ちます。雄は非常に長い尾羽を持つことが特徴で、写真の個体は尾羽が短く雌です。

しばらくすると、「つきひほしホイホイホイ」と聞きなされるサンコウチョウの雄のさえずりの声が聞こえてきました。(よ)

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