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草むらでしっぽ(尾状突起)のある小さなシジミをみたら、たぶんこのチョウ。河川の堤防、田畑の畔、公園の片隅、林の縁・・・・・。様々な草原に、春から秋まで見られる。ハギなどの低木のやぶにすむことはあるが、通常森林の内部で出会うことはない。
シジミチョウの尾状突起の付け根には黒い点模様があるが、それはこの部分を頭のようにみせ、本当の頭を攻撃されるのを避けるためと考えられている。止まっている時には後翅をこすりあわせ、尾状突起を動かして注意を引きつける。しかし尾状突起を持たなくても、この「こすりあわせ」を行う種は多い。科学園記録種。(た)
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