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関東地方以南で越冬し、春から夏には世代を重ねながら北へと移動する。晩夏〜初秋に個体数が最も多くなり、河原やグラウンドのような広い場所では、大群が同一方向へ向かうのが見られることもある。秋には南下移動も確認されている。
幼虫は古くからイネの害虫として知られ、”イネのツトムシ”と呼ばれる。セセリチョウの英名はskipper、飛び方からついた名だ。他のセセリチョウと同様に様々な花を好み、また湿った地面や鳥糞などから吸汁するのを見かけることも多い。一般にチョウの雄は雌よりも大きい複眼を持っていて、セセリチョウでもそのような種は多い。科学園記録種。(た)
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