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カキの種子に生えるキノコ(9月)

カキの第2樹木園の真ん中の道を、昆虫病原菌を探しながら歩いていると、ようじのような棒状の、時に枝分かれした黄色いキノコがたくさん生えています。

一見すると、冬虫夏草のようなので、嬉しくなってしまいますが、よく見るとカキノキから実が落ちて、その種子から生えています。これはカキノミタケという、カキの種子に特異的に生える変わったきのこです。

カキの種子に多く含まれるマンナンを好んで利用するので、カキの種子によく生えるのです。きのこと言ってもシイタケのような担子菌類ではなく、子のう菌類のしかもその無性世代です。有性世代はめったに見つかりません。(し)

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