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近年、地球温暖化による降水の地理的・季節的な偏りが予想される中、世界的な規模で水資源の不足が懸念されています。わが国の降水についても、全国的な増加や地域的な減少が予測され、洪水や渇水の危険性が指摘されています。
温暖化抑制のため、森林の機能の高度発揮が求められる一方で、伐採後の植林放棄や無間伐といった施業放棄地が増加するなど、森林を取り巻く状況は大きく変わりつつあります。
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今後、山地流域や森林をどのように管理し、良質な水資源を持続的に確保していくかが、重要な課題となっています。
このため、森林における水循環について、観測システム、影響評価モデルに関する研究開発を行い、内的・外的環境の与える影響を評価するシステムを確立することで、良質で持続的な水資源の保全に貢献します。 |
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