ここから本文です。
2025年7月4日(金曜日)13時10分より、京都市北文化会館ホールにて「森林総合研究所関西支所令和7年度公開講演会」を開催しました。
関西支所主催の公開講演会は、地域の皆様に森林の不思議さや奥深さ、現代社会との関わりについてわかりやすくお伝えすることを目的として、毎年開催しているものです。
当日は約141名の方々にご来場いただき、活気あふれる講演会となりました。
今回のテーマは「動く山、動く土―タイムスケールの異なる「土の動き」を解明する―」でした。まず初めに、「土のでき方と山の土のあり方」と題して森林総合研究所の研究者が趣旨説明を行いました。続いて石川県立大学の大丸裕武教授により、「2024年1月の能登半島地震による山地環境の変容」と題する基調講演をいただきました。その後、「ベリリウム10―数千年に及ぶ土の動きから読み解く京都市東山の地形発達―」、「グローバルフォールアウト―大気圏内核実験から降下した放射性物質の所在―」の2題の講演を森林総合研究所の研究者が行いました。これらの講演により、近年相次いで発生した山地災害を振り返りながら、土の動きを追跡する最新の研究手法やその成果を紹介しました。
来場者の皆様からは質問用紙を通じて数多くのご質問をいただきました。講演内容に基づいた幅広い内容の質問をいただき、皆様の科学的な興味を深めていただけたと受けとめております。
講演会の最後には、質疑応答を行い、いくつかの質問に対して、講演者4名がその場で回答しました。回答については、会場で答えきれなかった質問も含めて、後日、本ページ末尾に掲載予定です。
また、アンケートにも多数の回答をいただきました。これらは次年度以降の講演会の充実のために活用させていただきます。ご協力ありがとうございました。
講演の動画は、後日、YouTube「森林総研チャンネル」で公開予定です。公開までしばらくお待ちください。
現在、回答を整理中です。掲載までしばらくお待ちください。
お問い合わせ
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.