ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 第10回エンカレッジ推進セミナー
更新日:2017年3月9日
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糸永先生の豊富なキャリアカウンセリングのご経験の中から、仕事と介護や育児の両立についてのヒントを、事例を交えてご紹介いただきました。 WLB(ワークライフバランス)に関連した将来ビジョンを点検するワークシートの作成も行いました。
このセミナーはTV会議にして支所等に中継し、40名の参加がありました。
≪ポスター(PDF:395KB)≫
≪講演資料(所内情報)≫
実際のキャリアの例として、糸永先生の経歴の紹介とその経験から導き出された良い人生の過ごし方についてのお話がありました。糸永先生は会社の統廃合により第一のキャリア人生は55歳で終了しましたが、在職中にキャリアカウンセラーの資格を取得し、第二の人生を歩まれました。キャリアカウンセラーとしての出発は“でっち奉公”から始めましたが、すぐに頭角を現し、複数の職場でカウンセラーを歴任されました。
講演の内容は、キャリアにおける充実感、満足感、蓄積感はS字カーブを描き、助走の時は低く、後、ピークを迎え、その後下がります。複数の人生が有ることを前提に、次の人生のことについて考え・対応すると、現キャリアの達成感等は下がりますが、後に充実した人生が送れます。今までは職業生活を中心に置いて、家庭生活や地域生活とのバランスを取るワーク・ライフ・バランスに主眼が置かれてきましたが、職業生活、家庭生活、地域生活の三者の均等なバランスによって成しり立つグッド・ライフ・バランスによれば、より豊かな生活が送れます。子育てや介護について、地域を組織化することによって、受ける側は負担が軽減され、与える側は人の為になるとの喜びと充実感のある生活を送ることができます。必ず来る親の介護においても地域生活を重視することが重要です。豊かな生活を送るには、誰かに話を聞いてもらい、一人で悩まないことが肝要となります。
講演の中程で各自の「10年後の私」を明確化するためのビジョンチェックシートの記入の時間がありました。森林総研の職員にとっては、普通なら60歳の定年退職まではゼロから始める職に就くことはないと考えられ、退職後の第二の人生が最も重要と思われます。現在、小生は第二の人生の1年生ですが、再雇用によって森林総研とつながりがあり、職業生活と家庭生活のバランスはとれています。しかし、特に地域との関係はありません。今回の講演で地域生活の重要性を再認識しました。今後、自分と地域との関係はどのようにしたらよいか、模索していきたいと思います。
男女共同参画室 角田光利: 記
ロールモデル懇談会について規模と人物の選定について質問があり、人数は20~30人が適当であり、人物については、目標となる人を選び、そこから各自目標をみつけられたらいいのではとの回答でした。
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