ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 第19回エンカレッジ推進セミナー・平成27年度労働衛生週間講演会
更新日:2021年3月10日
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今年も男女共同参画室と職員課共催の講演会を開催しました。今回の講演は「よりよい人間関係を築くために」と題して、職場内や家族、友人など、人と人の関係の築き方についてご講演をいただきました。講師の小沼京子氏は、平成19年4月から平成26年3月まで森林総合研究所のカウンセラーとして貢献いただいた方であり、講演の内容にも当所職員の実情を織り交ぜながら、より身近に感じられる問題や対処法をリラックスした雰囲気の中、お話しいただきました。
<人間関係のベースになるもの>
人間関係を考えるとき、先ずは自分を大切にすることが大事なこと。自分を大切にしているか、粗末にしていないかなど、自分が自分自身をどのように感じているかを意識する必要があります。
<他者とのコミュニケーション>
なぜ、コミュニケーションは必要なのか?それはお互いが見える関係になるためです。それがなければ相手がどんな人かわかりません。良好なコミュニケーションは他人との関わりを安定したものにします。ただし、コミュニケーションだからと言って何でも言い合えれば良いものでもなく、時として親子、家族であっても言わないことも大事なこともある。それは、口外しないことが安心につながるからです。
<より良いコミュニケーションを取り戻すために>
相手の存在に関心を持って、耳を傾けて「聴く」ことが大事なこと。自分と相手は違うものであり、エネルギーは必要だがその違いを受け止めていくことが大事。そうすることにより人間関係が育ち、お互いを支え、守ることになります。
講師は過去の当所でのカウンセリングの経験から、自分の意思だけではどうにもならない問題に突き当たった時の対処として科学者は原因を探そうとする傾向にあるが、原因がわかったとしても人間は機械とは違うことから、そううまくはいかないものとおっしゃっていました。また、本支所間の異動において、支所など小規模組織の一体感と本所の大組織での居心地の違いがストレス要因にあったとのことで、本所においても支所の様に各人の顔が見える体制づくりが必要なのではないかと感じました。
カウンセラーは野球でいえばバッターではなく、キャッチャーであるとのこと。あの人になら話したいとか、あの人に相談したい、という人になるためには口の堅さも大事であるとのことです。
自分とは違う相手のことに関心をもち、相手の話を丁寧に「聴くこと」と、相手に丁寧に「伝えること」の大切さを学ばせていただく良い機会となりました。
総務課人事係 男女共同参画室併任 高橋 健二:記
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