ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 令和4年度労働衛生週間講演会・第39回ダイバーシティ推進セミナー開催報告
更新日:2024年10月24日
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日時:令和4年10月6日(木曜日) 場所:研究所大会議室(TV会議録画視聴あり) 講師:友常 祐介 (ともつね ゆうすけ)氏 産業衛生専門医・指導医 |
労働衛生週間講演会・第39回ダイバーシティ推進セミナーの共催で講演会が行われた。小松製作所等の産業医を務め、職場のメンタルヘルス管理に詳しい友常祐介医師が、職場の健康管理の重要性やメンタルヘルス対策を説明し、周囲ができること、自分で気づけることを具体的な例を示しながら解説した。普段からの肯定的な声かけの重要性を指摘し、部下の変化に気づいたとき、自分は話を聞く体制があることを示すことと、解決策がでなくても聞くことの実施が求められた。
また、相手に変化を求めずに自己のアプローチを変えることでストレスを軽減するきっかけにするために、参加者各自がエゴグラムによる自己分析を実施した。エゴグラムは自我状態を5つの要素に分類してグラフ化することで、自分のしがちな考え方を把握する自己分析法の一つである。エゴグラム自己分析の結果をふまえて、自分を低ストレスに導く理想的な振る舞いに向かわせるにはどのような心がけをしたらよいのか、示唆が与えられた。
ストレスの一番の源が人間関係であるということは、さまざまな調査で一貫して得られる結果だそうだ。“人は変えられないけど、自分は変えられる”というのはよく聞く言葉で、確かにそのように行動することが社会の中で適応的であることは多い。しかし、多くの職員が共通してストレス元となっていると感じる人が職場の人間関係にある場合、自己のアプローチを変えるのみでは限界があるだろう。メンタルヘルスを良好に保つためには、自己の理解からの変革と組織全体での気づきと変革の両方が必要だろうと感じた。
森林昆虫研究領域(ダイバーシティ推進室併任)加賀谷 悦子:記
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講師の友常先生ご紹介 | 講演会場の様子 | 質疑応答の様子 |
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展示室でのパブリックビューイング | エゴグラムにて自己解析中 | TV会議にて参加の様子 |
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