文字サイズ
縮小
標準
拡大
色合い
標準
1
2
3

森林総研トップ

更新日:2025年4月28日

ここから本文です。

カスミザクラ

和名:カスミザクラ
所属:バラ科 サクラ属
学名:Cerasus leveilleana (Koehne) H.Ohba
特性:落葉高木。樹皮は紫褐色あるいは暗褐色で、横に長い皮目がある。葉は倒卵形で葉縁に粗い重鋸歯があり、裏面は帯緑色。花序は散房状で2~3個の花がつく。花弁は白~淡紅色で5枚、開花時に緑褐色の若葉が伸びる。萼片にふつう鋸歯はなく、苞はやや大きく倒三角形。葉柄や花柄はふつう有毛であることから、ケヤマザクラの別名がある。
分布:北海道から本州・四国に広く分布する。ロシアや中国・韓国にも分布するが、九州には分布しない。ヤマザクラと比較すると、冷温帯の二次林に多く見られる。
用途:ヤマザクラと同様に、木材は、床材や家具材などに利用されていたが、現在ではほとんど利用されていない。
備考:ヤマザクラと比較すると明らかに花期が遅いので、容易に区別できる。葉の形態でもよく観察すれば区別できるが、1960年代くらいまでヤマザクラと同種とされる場合が多かったため、現在でも園芸業界などではヤマザクラとされている。
開花時期:4月
果実成熟期:6月
写真上:
写真下:

カスミザクラの花

カスミザクラの葉

 

お問い合わせ

所属課室:九州支所地域連携推進室

〒860-0862 熊本県熊本市中央区黒髪4-11-16

FAX番号:096-344-5054

Email:kyswebmaster@ml.affrc.go.jp