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クリ

和名:クリ
所属:ブナ科 クリ属
学名:Castanea crenata Siebold et Zucc.
特性:日本特産の落葉高木。樹皮は赤褐黒色で、はじめはなめらかであるがのち裂目を生ずる。葉は互生し、毛のある葉柄があり、長楕円状披針形で縁に針状の鋸歯があり、表面は濃緑色、下面は淡緑色である。雌雄同株。花は新しい枝に生ずる。雄花穂は開花後、雌花の部分を残して落下する。堅果は2~3個。濃褐色で光沢がある。
分布:北海道(石狩、日高以南)、本州、四国、九州(屋久島まで)の暖帯から温帯にわたって普遍的に分布している。
用途:材は建築材、器具材、土木用材、椎茸原木等に用い、葉は天蚕用とする。種子は食用として賞味される。木は種子食用のため植栽される。
備考:種小名 crenata は「鈍鋸歯のある」の意である。和名のクリは黒実、すなわちクロミの意味であろうという。漢名の栗はクリではなくシナグリを指すものである。

開花時期:6~7月
果実成熟期:9~10月

写真上:
写真下:

クリの花

クリの葉

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