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シュロ

和名:シュロ
所属:ヤシ科 シュロ属
学名:Trachycarpus fortunei H.Wendl.
特性:常緑の高木で、形は円柱形で真直に伸び、分岐しない。年越した多くの暗褐色の繊維に覆われている。葉は茎の頂辺に叢生し、大形で円形をなし、扇状に深裂して暗緑色で光沢がある。列片は線形でやや鈍頭をなし、2浅裂し内に折れて垂れ下がる。葉柄は長い。雌雄異株。葉の間に大きな肉穂花序をだし、下に向き、黄白色の粒状をした小花を多数開く。果実は液果でゆがんだ球形をなし、堅く藍黒色に熟する。
分布:南九州の暖帯原産である。関東地方南部以西の暖地には野化している。また暖地の各地に植栽されている。
用途:シュロ縄、刷毛、垣根などを結ぶ網、下駄のハナオなどとして、皮の用途は広い。また材は床柱、鐘撞棒、門柱とする。木は庭木に植えられる。
備考:一名ワジュロ皮の粗繊維は腐朽に耐えること、種々の繊維中第一である。シュロ皮の収穫は1年間に8~10枚である。
開花時期:5~6月
果実成熟期:9~11月
写真上:
写真下:

シュロの花

シュロの葉

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