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トベラ

和名:トベラ
所属:トベラ科 トベラ属
学名:Pittosporum tobira (Thunb. Ex Murray)Aiton
特性:常緑低木。樹皮は黒褐色平滑である。枝は灰褐色でよく枝が分かれ、若枝には毛がある。葉は互生し、長倒卵形をなし、葉質は厚く表面はやや光沢がある。葉は枝の上部に密生してつく。花は5~6月小枝の先に集まって開く。雌雄異株。花は5弁で白色のち黄変し芳香がある。さく果はほぼ球形で、11~12月成熟して3裂し、内から粘りのある赤い種子を8~12個出す。
分布:本州(岩手県最南部以南)、四国、九州、琉球、台湾、朝鮮半島南部、済州島、中国の暖帯の沿海地に広く分布する。
用途:材は薪炭などに利用され、木は防風、防潮樹、庭木として植えられる。葉はヤギの飼料となる。
備考:樹皮に悪臭があり、節分の魔除に使われるところがあり、種小名tobiraは、日本名をそのままを採用したものである。日本名トベラは扉木の転化したもので、魔除に扉にはさむ行事に由来する。
開花時期:5~6月
果実成熟期:11~12月
写真上:
写真中:
写真下:果実

トベラの花

トベラの葉

トベラの果実

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