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更新日:2025年4月28日

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ツクシヤマザクラ

和名:ツクシヤマザクラ
所属:バラ科 サクラ属
学名:Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba var. chikusiensis (Koidz.) H.Ohba
特性:落葉高木。樹皮は紫褐色あるいは暗褐色で、横に長い皮目がある。葉は長楕円形で葉縁に細かく揃った鋸歯があり、裏面は帯白色。花序は散房状で2~5個の花がつく。花弁は白色で5枚、開花時に緑褐色の若葉が伸びる。萼片に鋸歯がみられ、苞はやや大型。葉柄や花柄は無毛。花や葉が変種としてのヤマザクラよりも大型であるが、中間的な個体も多い。
分布:九州の西海岸(福岡~鹿児島)に分布し、南限はトカラ列島の諏訪之瀬島。典型的なツクシヤマザクラは薩南諸島にみられ、九州本土のものは変種としてのヤマザクラと中間的な形態となる。
用途:実際に木材として利用されていないが、幹は通直で高さ10m程度のものも多く見られるため、今後の利用が期待される。ツクシヤマザクラとしては鑑賞利用されていないが、「一心行の桜」など南九州で観賞されているサクラの中には、ツクシヤマザクラも含まれている。
備考:別名ツクシザクラ。
開花時期:3月
果実成熟期:5月
写真上:
写真下:

ツクシヤマザクラの花

 

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