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ヤブニッケイ

和名:ヤブニッケイ
所属:クスノキ科 クスノキ属
学名:Cinnamomum yabunikkei H.Ohba
特性:常緑高木。樹皮は灰緑赤黒色をなし、平滑である。1~2年生枝は緑色をなす。葉は有柄で互生または対生をなし、狭卵形または長楕円形で、先は短く尖り、もとは鋭形、または円形。上面は深緑色で光沢があり、下面は淡白緑色で香りがある。花は枝先の葉腋から出て、淡黄色の小さな両性花を開く。液果は楕円形で黒く、種子は1個である。
分布:本州(福島県以南)、伊豆七島、四国、九州、済州島、琉球、中国南部の暖帯に広く分布する。
用途:材は床柱、器具材などとする。葉は包餅用、薬用とする。種子より油をとり燈用にし、木はまれに庭園樹とする。
備考:苗木はニッケイの台木とする。学名の種小名は「日本の」の意味である。和名ヤブニッケイは「薮肉桂」でやぶに生え、肉桂(ニッケイ)に似た樹という意味で名づけられたものである。
開花時期:6月
果実成熟期:11~12月
写真:花と葉
ヤブニッケイの葉

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