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ヤマグワ

和名:ヤマグワ
所属:クワ科 クワ属
学名:Morus bombycis Koidz.
特性:落葉高木で幹は直立して分岐。樹皮は灰褐色で縦に不規則な斑線を生じ、粗ぞうである。葉は有柄で互生し、卵形または広卵形で先は短く鋭く尖り、基部は円形または浅心形、葉脈は3大脈に分かれ、さらに3~5の側脈を出す。雌雄異株または同株。花は淡黄色小形で新枝の基部に腋生し有柄の穂状花序を出し下垂する。果実は多肉質になった宿存萼で包まれ、密に穂軸について長楕円形となり、これがいわゆる桑の実であるが、これは果穂である。増大した萼片は熟して黒紫色となる。
分布:北海道、本州、四国、九州、南千島、樺太、朝鮮半島、中国の温帯、暖帯に広く分布する。
用途:材は建築材、器具材、楽器材外用途範囲は広い。樹皮は和紙の原料となり、葉は養蚕用とする。果実は生食され、醸酒用ともする。
備考:一名クワ。クワの語源に2説がある。その一つは食葉(クワ)であり、他は蚕葉(コハ)の転じたものという。
開花時期:4月
果実成熟期:6~7月
写真上:
写真下:

ヤマグワの花

ヤマグワの葉

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