札幌市:羊ヶ丘
観測結果
哺乳類の撮影頻度
詳細はhitsujigaoka.kmlをダウンロードしてGoogle Earthで御覧ください 調査地の様子がよくわかります(kmlファイルの使い方参照)。

この観測点は、森林総合研究所北海道支所の羊ヶ丘実験林内にあり、札幌市の南の郊外、住宅地に接した森林です。

●観測情報
1) 観測は2005年に開始しましたが、設定が異なるため、図には2006年以降の結果を表示しています。
2) 2015年の観測は装置10台で丸3週間行なわれましたが、装置不調が相次ぎ、稼働時間が少なくなりました。
3) この観測は、森林総合研究所北海道支所によって行われています(参照)。

●観測結果
1) シカの撮影頻度は2015年以降増加を続け、2018年-2019年には首位となりました。
  2018年はタヌキやキツネの撮影頻度の低下もありましたが、2019年は両種とも頻度を増す中で首位維持となりました。
2) 2017年顕著な増加があったキツネ、タヌキ、エゾリス、ネコの撮影頻度は低下しました。
3) アライグマは2015年以降、それ以前と比べて高い水準を維持しています。
4) タヌキの撮影頻度は2009年来9年間首位でしたが、2018年はシカに、2019年はキツネに抜かれて3位になりました。
5) ネコの撮影頻度は他種に比べて年変動が大きめです。出現個体は毎年入れ替わっています。
  毛色パターンで識別して少なくとも2017年は4頭、2018年は5個体、2019年は3個体が出入りしていたようです。
6) 鳥は9種記録されています(キジバト・ノスリ・カケス・トラツグミ・アカゲラ・ヤマシギ・エゾライチョウ・アカハラ・クロツグミ)。

●補足
1) 2010年7月、実験林内でクマの糞が発見され、初記録となりました。しかし、日常的にいる状態ではないと考えられます。

●観測情報(図): 参照
調査期間 撮影頻度 撮影地点分布