七飯町横津岳:カリマ川林道
観測結果
哺乳類の撮影頻度
詳細はkarima.kmlをダウンロードしてGoogle Earthで御覧ください 調査地の様子がよくわかります(kmlファイルの使い方参照)。

この観測点は観測ネットワークの中で一番南、七飯町横津岳(標高1167m)の北斜面中腹に位置します。

●観測情報
1) 観測は2008年度に開始しました。2009年には3回行われていますが、5月の結果表示は省略しました。2013年には上軍川に観測点を移しました(参照)。
2) 撮影地点が比較的短い距離で一筋の林道にあるため、動物の1回の林道通過が数ヶ所で重複撮影される例が多く見られます。
3) このため、少数個体の林道利用が撮影頻度に強く影響する場合があります(2011年度のネコなど、下記参照)。
4) 2010年までは1回2週間、2011年からは1回3週間、調査が行われています。
5) この観測は、北海道森林管理局、駒ケ岳・大沼森林環境保全ふれあいセンターによって行われました(参照)。

●観測結果
1) シカの撮影頻度に5年間で明確な増減は見られませんでした。
2) 2011年度にネコの撮影頻度が大きく増加していますが、1個体がこの林道を何度も往復しているためです。
3) キツネの撮影頻度に大きな年変動が見られます。これが何を意味するか不明ですが、ネコと同様の可能性もあります。
4) 2012年9月の調査では、クマによると思われる、装置のはたき落としが多発し、そのため欠測が多く生じたため、稼働時間が少なくなっています。
5) クマの撮影頻度が全般に高めで、観測点の中では、知床に次ぐ水準です。
6) 鳥は10種記録されています(キジバト・ツグミ・アカハラ・カケス・ルリビタキ・トラツグミ・マミジロ・ハシボソガラス・エゾライチョウ・クロツグミ)。

●観測情報(図): 参照
調査期間 撮影頻度 撮影地点分布