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更新日:2016年1月7日
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当所は京都大学大学院農学研究科生物材料設計分野と共同で「ウッドデザイン賞2015」奨励賞(審査委員長賞)を受賞しました。ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し表彰するもので、平成17年から実施されてきた「木づかい運動」顕彰を発展させ、今回新たに創設されました。
この受賞は、当研究所で現在実施中の運営費交付金プロジェクト「人間の快適性に及ぼす木材の触覚、視覚及び嗅覚刺激の効果の解明」において、木材による視覚、嗅覚、触覚刺激が人間に与える影響の評価指標を確立し、「木材の良さ」につながるデータの蓄積を進める研究を行っていることに対して与えられたものです。中でも「木の良さ」を最新技術によって研究、科学的な裏付けを実施している点、木材の特性だけではなく、それを受け取る「人間」に着目した点が高く評価されました。
表彰式は12月10日、東京ビックサイトにおいて、今井敏林野庁長官をはじめとする多くの関係者が臨席する中で行われました。併せて、同日に開催されていたウッドデザイン賞シンポジウムおよびエコプロダクツ2015「森林(もり)からはじまるエコライフ展」において、研究成果を紹介する展示を行いました。
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左から井上明生研究コーディネータ、沢田治雄理事長、赤池学審査委員長、 杉山真樹チーム長、仲村匡司京都大学大学院准教授 |
ウッドデザイン賞シンポジウム会場における受賞作品の展示 (右が主査の杉山チーム長、左は2015年度ミス日本 みどりの女神の佐野加奈さん) |
(参考)交付金プロ「人間の快適性に及ぼす木材の触覚、視覚及び嗅覚刺激の効果の解明」
参画者
主査:杉山 真樹(木材特性研究領域・チーム長(特性評価担当))
副査:恒次 祐子(構造利用研究領域・木質構造居住環境研究室・主任研究員)
課題担当者:
片岡 厚(木材改質研究領域・機能化研究室長)
松原 恵理(複合材料研究領域・積層接着研究室・主任研究員)
宇京 斉一郎(構造利用研究領域・木質構造居住環境研究室・主任研究員)
池井 晴美(構造利用研究領域・木質構造居住環境研究室・研究員)
仲村 匡司(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻生物材料設計学研究室・准教授)
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