研究紹介 > トピックス > ニュース > ニュース 2016年 > 竜巻の強度を評価するための日本版改良藤田スケールの策定に貢献しました
更新日:2016年3月23日
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近年竜巻の認知件数が増加しています。森林総合研究所は、気象庁による日本版改良藤田スケールの策定に貢献しました。日本版改良藤田スケールは竜巻の強度を評定する際に使用するスケールです。このスケールは30種類の被害指標で構成されており、森林総合研究所はそのうちの広葉樹と針葉樹の被害指標を担当しました。これにより、樹木が受けた被害から竜巻の強度をこれまで以上に精度よく評定できるようになりました。
風工学的に合理性のあるスケール
竜巻の強度は、何がどのような被害を受けたかという被害の発生状況から評定します。広葉樹と針葉樹について、枝折れ、根返り、幹折れの被害をもたらす風速を風工学的に算定し、日本版改良藤田スケールにおける6段階の竜巻強度と対応づけました。これにより、風工学的に合理性のある、より客観的なスケールとなりました。
<関連リンク>
下記のリンク先より、日本版改良藤田スケールの関連情報が入手できます。
(リンク先URL)http://www.jma.go.jp/jma/press/1512/21a/jef_sakutei_H271221.html
図-1 竜巻により発生した根返り被害 |
図-2 竜巻により発生した幹折れ被害 |
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