研究紹介 > トピックス > ニュース > ニュース 2022年 > 成果報告会「早生樹は使えるの?―木材利用の観点からの早生樹の特性―」を開催しました
更新日:2022年4月15日
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センダン、コウヨウザン等の早生樹は、短期間で成長して早期に活用できることから新たな植栽樹種として期待されています。一方、これら早生樹の材質・物理的性質、乾燥特性、加工特性については、不明な点が多く、産業化の基盤となるデータが十分に蓄積されていません。
そこで、森林総合研究所では早生樹のうち4樹種(センダン、コウヨウザン、ユリノキ、ユーカリ)を取り上げ、その性質や加工性に関する基礎的知見を得るため、令和元年度から3年間にわたり、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林樹芸研究所、静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター、岐阜県生活技術研究所と共同で、運営費交付金プロジェクト「国産早生樹種の用材利用に向けた材質・加工特性の解明」を実施しました。プロジェクトの完了に当たり、去る2022年3月11日に成果報告会「早生樹は使えるの?―木材利用の観点からの早生樹の特性―」をオンラインで開催いたしました。
成果報告会では、特別講演として福岡県大川市において早生樹センダン材の普及に取り組んで来られた株式会社ウエキ産業の植木正明会長に、「国産早生樹への期待~森-木材-家具の循環のしくみづくり~」と題する講演を頂きました。その後、本プロジェクト課題担当者から、研究成果について報告いたしました。
当日は、企業、団体、行政関係者、研究者など、204名(講演者を除く)の方々に参加いただき、盛会のうちに終了することができました。参加いただきました皆様に感謝申し上げます。研究成果については、論文発表、学会発表のほか、森林総合研究所研究報告や交付金プロジェクト研究成果集などの研究所の刊行物でも公表して参りますので、ご活用いただければ幸いです。
植木正明氏による特別講演
課題担当者による成果報告の様子
Microsoft Teamsの配信画面
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