研究紹介 > トピックス > プレスリリース > プレスリリース 2021年 > 2021年度 森林総合研究所公開講演会「伝えたい!森の中の放射性セシウム―10年で明らかになったこと―」オンライン開催のお知らせ
ここから本文です。
2021年10月5日
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
概要
国⽴研究開発法⼈森林研究・整備機構森林総合研究所は、2021年度公開講演会「伝えたい︕森の中の放射性セシウム ―10年で明らかになったこと―」を10⽉16⽇(⼟曜日)にオンライン開催いたします。講演はYouTube「森林総研チャンネル」にて配信いたします。
2011年に発⽣した東京電⼒福島第⼀原⼦⼒発電所事故により、福島の森林や林業は多⼤な影響を受けました。森林総合研究所では、事故直後より様々な⾓度から森林の放射能に関する調査・研究を続けてきましたが、事故により放出された放射性物質の中でもセシウム137の半減期はおよそ30年と⻑いため、その影響はこれからも続くと考えられます。
事故発⽣から10年が経過した今年の公開講演会では、招待講演として放射性セシウムの農業への影響についてご講演いただくとともに、森林の放射能汚染に関する森林総合研究所の10年間の取り組みで明らかになったことを紹介します。そして、残された課題を解決するための対策や技術について探っていきたいと思います。
なお、今年の公開講演会も新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌の観点から、YouTube 等を利⽤したオンライン開催といたします。
【招待講演】
「農林⽔産業・環境への影響」星薬科⼤学学⻑・東京⼤学特任教授 中⻄友⼦ ⽒
【一般講演】
「森林における初期の活動と成果」関⻄⽀所 研究専⾨員 ⾦⼦真司
「事故から10年、森林の放射性セシウムはどうなった?」震災復興・放射性物質研究拠点⻑ 篠宮佳樹
「ホダ⽊からシイタケへの放射性セシウムの移⾏」きのこ・森林微⽣物研究領域⻑ 平出政和
「樹⽊のセシウム吸収ー⼟壌のカリウムの影響ー」⽴地環境研究領域 主任研究員 ⻑倉淳⼦
【総合討論】
【ポスター発表(ショート解説動画)】
・原発事故後10年間の森林内の放射性セシウム分布 (坂下渉)
・スギの雄花に含まれる放射性セシウムをはかる (倉本惠⽣)
・セシウム137は半世紀後も森林内に滞留する (伊藤江利⼦)
・森林⼟壌中の放射性セシウムの動き (眞中卓也)
・⽊材中の放射性セシウム(137Cs)の分布 (⼤橋伸太)
・樹⽊は放射性セシウムをどこから吸収しているのか? (今村直広)
・モデルを使って放射性セシウムの動きを予測する (橋本昌司)
・⽔移動にともなう森林内の放射性セシウムの動き (⼩林政広)
・渓流域における放射性セシウムの推移―⽔⽣⽣物を中⼼に― (吉村真由美)
・森にすむ野ネズミの放射性セシウム濃度 (島⽥卓哉)
・野⽣きのこの放射性セシウム濃度研究について (⼩松雅史)
・出荷再開に向けてタケノコの除染はどうすればいいか (斎藤智之)
・原発事故が農⼭村の⼭菜・きのこ採りに与えた影響 (松浦俊也)
・林⽊育種センターにおける林⽊育種の取組 (林⽊育種センター)
・私たちのくらしと⽔源の森林づくり (森林整備センター)
・これからの作業道づくり―丈夫で簡易な作業道づくりの実践― (森林整備センター)
・ご存知ですか︖森林保険 (森林保険センター)
・開催⽇時︓2021年10⽉16⽇(⼟曜⽇) 13時15分〜16時20分
・開催⽅法︓オンライン開催(YouTube「森林総研チャンネル」(外部サイトへリンク))
・ポスター発表︓公開講演会特設サイト
お問い合わせ先 |
森林総合研究所 企画部広報普及科広報係 |
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.