研究紹介 > 刊行物 > 研究成果選集 > 第2期 中期計画成果集 > 重点課題アイd 安全で快適な住環境の創出に向けた木質資源利用技術の開発
更新日:2011年6月10日
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強度の低い新たなラミナ等級の強度基準値を設定した結果、これらのラミナを用いたスギ集成材及び異樹種集成材に対応した新規等級が新しいJAS規格として追加された。
木造住宅の柱や梁がどのくらいの強度的な余裕を持っているかを実際に建てられた木造住宅を用いて調査した。
構造用木材が衝撃力を受けたときの評価システムを開発し、木材の耐衝撃性が明らかにできるようになった。これにより、ガードレールや落石防護柵を開発するとき必要な木材の耐衝撃性に関する検討が実験的に可能になった。
実際に使われていた木橋を壊して、安全かどうか、その強度を確かめた。
木材用では世界最大の実大横型引張試験機の導入により、大きな断面を持つ集成材の引張り強度が正しく評価できるようになった。
長期優良住宅等に使用するは木材や木質材料の耐久性能を迅速、正確、安全に評価する技術を開発した。
シロアリ固有の警報行動パターンを再生し、ヒトには感じないレベルの微小な振動でシロアリの行動を制御する方法を考案した。
電子顕微鏡を用いて、世界で初めて木材中に注入されたナノ銅粒子の可視化に成功した。
難燃木材の薬剤溶脱メカニズムを明らかにし、適切な薬剤と塗装の選択が耐候性向上に有効なことを示した。
合板工場やフローリング工場から排出される揮発性有機化合物(VOC) の実態調査を行い、排出量は大気汚染防止法の規制値と比べて低いことを明らかにした。
建築基準法で規制されているホルムアルデヒド以外のVOC(揮発性有機化合物)について、木質建材の放散特性を解明し、「建材からのVOC放散速度基準」に対する適合性を解析した。
簡易構造で低価格での設置が可能な空気循環式太陽熱利用の温熱環境改善システムを開発し、性能を検証した。
木製の福祉用具を評価し、木材の良さを生かした福祉用具を提案した。
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