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更新日:2025年4月1日

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野生動物研究領域

野生動物研究領域では、我が国に生息する森林性の野生動物について、行動・生態を明らかにするとともに、生存に影響を与える要因を分析することにより、かれらを含む森林生態系の保全に寄与し、野生動物による農林業被害を軽減するための被害対策技術、適切な森林管理指針、個体群管理に関する研究を行っています。

研究員

【野生動物研究領域】

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永田 純子 外部リンク用アイコン(領域長)

ニホンジカ、遺伝的多様性、絶滅危惧動物

東條 一史 外部リンク用アイコン(研究専門員)

外来鳥類、鳥類群集、生物間相互作用

【島嶼生態系保全チーム】  

亘 悠哉 外部リンク用アイコン(チーム長)

島嶼(とうしょ)生態系、外来生物、人獣共通感染症
【鳥獣生態研究室】  

中下 留美子 外部リンク用アイコン(室長)

同位体生態学、食性、獣害

飯島 勇人 外部リンク用アイコン(主任研究員)

野生動物管理学、個体群生態学、森林生態学、ニホンジカ

大橋 春香 外部リンク用アイコン(主任研究員)

ニホンジカ、植生管理、気候変動、生物多様性

土井 寛大 外部リンク用アイコン(主任研究員)

人獣共通感染症、マダニ、野生動物管理、感染症生態学

青木 大輔 外部リンク用アイコン(研究員)

生物地理学、鳥類、集団遺伝学、渡り

 

ニホンジカのメスがヒノキの葉を食べている
ニホンジカによる食害

森林でセンサーカメラに目を向けるキョンのオス。オスの特徴である額のV字模様がよくわかる。キョンのオス。額のV字模様が特徴。

移動中のキョンのメス。メスの特徴である額のダイヤ模様がよくわかる。キョンのメス。額のダイヤ模様が特徴。

ヒゲナガチマダニが肢を伸ばし、第一脚の先端にあるハラ―氏器官で宿主が出す二酸化炭素を検知している宿主に反応して肢を伸ばすヒゲナガチマダニ

フタトゲチマダニが宿主となる動物に付着しやすい高さでじっと待つ様子
ササの上で宿主を待ち伏せるフタトゲチマダニ

研究者によって捕獲された渡り鳥たち。渡り経路を追跡するためのロガーを装着している。渡り鳥の種は順に、左上はアカモズ、右上はセンダイムシクイ、左下はキビタキ、右下はノビタキである。渡り追跡ロガーを装着した渡り鳥:(左上)アカモズ、(右上)センダイムシクイ、(左下)キビタキ、(右下)ノビタキ

 

研究内容

  • 生態系からみた森林の生物多様性に関する研究開発(基幹課題1イa)
  • 森林の生物多様性の保全と持続可能な利用に関する研究開発(基幹課題1イc)
  • 森林・林業・林産物に対する病虫獣害軽減技術体系の開発(基幹課題2イa)

主なプロジェクト

  • 日本をモデルシステムとした渡り経路の進化における歴史的制約の相対的影響力の評価(R5~7、科研費)
  • トキソプラズマ症スピルオーバープロセスの解明と生態系アプローチによる対策の実践(R6~10、科研費)
  • 野生動物宿主のマダニ拡散能力を定量化する:感染症生態学モデルのパラメーター開発(R7~9、科研費)
  • 特定外来生物キョンの関東平野への分布拡大阻止に向けた監視および早期防除システムの開発(R7~9、環境研究総合推進費)
  • シカくくりワナ増加がもたらすツキノワグマの肉食化と錯誤捕獲の増加(R5~7、科研費)
  • 人獣共通感染症のリスク低減のための陸棲哺乳類の種網羅的な分布推定法の確立(R6~9、科研費)
  • 遺伝情報を用いたニホンジカ分布拡大プロセスの解明(R7~9、科研費)

 

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