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多摩森林科学園2015年春の企画
‘御室有明’
桜を栽培し、観賞する文化は京都で生まれたと考えられ、京都御所や寺社などには、関東ではあまり見られない桜が植栽されています。多摩森林科学園サクラ保存林では、京都の桜守・収集家の佐野藤右衛門や京都府立植物園などが収集を行った桜が植栽されています。
多摩森林科学園では、サクラ保存林に植栽されているさまざまなサクラの中から、毎年一つのテーマを決めて紹介してきました。2015年は、「みやこの桜を愉しみましょう」と題し、京都ゆかりの桜に焦点をあててご紹介します。京都の桜の由来や歴史を解説パネルで紹介するとともに、園内の京都ゆかりの桜を散策できるよう「桜めぐりマップ」を配布します。また、「京都ゆかりの桜」と題し、寺澤秀治氏と中西一登氏による写真展を開催します。
最新の研究成果をもとに、京都の桜の由来や歴史を解説パネルで紹介します。
京都を中心に、古都の風物とともにある桜の姿をとらえた写真展を開催します。
寺澤秀治TERASAWAHideharu
主に風景写真を撮影するフリーランスフォトグラファー。雑誌などの依頼写真撮影の他に、五箇山生活館(富山県)、環境エネルギー館(神奈川県)などの展示写真を撮影。文学作品の舞台をテーマとした写真と文章を5年にわたり雑誌表紙に連載した。フォトライブラリJena(イエナ)メインカメラマン。
中西一登NAKANISHIKazuto
サラリーマンとして仕事をしながら桜の撮影を始めて18年。九州から北海道まで桜前線を追いかけること5回、桜花の華やかさやはかなさに魅力を感じます。これまでに国内で1200ヶ所近くの桜を見ましたが、これからもたくさんの名所・名木に出会いたいと思っています。
サクラ保存林に植栽された多数のサクラの中から、京都に縁が深い系統を選び、解説を加えたマップを作成いたしました。3月中旬より、入園された方に配布いたします。
案内図
紹介しているサクラ:祇園枝垂、御所御車返、手弱女など18系統
解説
2014:染井吉野をもっと楽しむ
2013:サクラ保存林で見る八重桜
2012保存林で見る東北の桜
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