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アゲハやモンシロチョウとともに、全都道府県に分布し、南の暑い海岸から高山のお花畑まで、広い範囲の気候帯に適応している。草原ならば人為的な草原にも自然草原にも現れるが、食草としてアカツメクサやシロツメクサを好むため、牧場のような場所には個体数が多い。
飛び方はシロチョウ科としては素早く直線的。雌には白い型と黄色い型とがある。ミヤマモンキチョウほど鮮明ではないが、翅が薄い桃色に縁どられているのがアクセント。
産まれた直後の卵は白色だが、日がたつと黄~赤色になる。土手の芝生に座って、四つ葉のクローバーではなく赤いモンキチョウの卵探しをしてみるのも、休日の良い過ごし方ではないだろうか。科学園記録種。(た)
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