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遠見通りの道沿いで写真のような赤い実が見られます。これはマツブサ科のサネカズラです。
サネカズラは常緑樹林帯で普通にみられる常緑のつる性の木です。別名をビナンカズラ(美男蔓)といいますが、これは昔茎を切ると出てくる粘液を煮出して整髪料に使ったことによります。
サネカズラは雑木林など身近なところにあるのですが、日当たりがいいところでないとなかなか実をつけません。
つる植物は若木の生育を邪魔することがあり、森づくりの際には除去の対象になりますが、花や実が美しかったり、面白い形のものがあったり、観察が楽しいものも多いです。(写真:も、文:S)
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