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エノキの梢のイカル(12月)

イカル空のほうでプチップチッと、まさにあの梱包材のプチプチをつぶすような音がいっぱい聞こえてきます。あるいは、サイダーの泡の音をコップに耳を近づけて聞いた時のような音です。なんだろうと見上げると、サクラ保存林の入り口付近にあるエノキの梢からです。

イカルです。30羽くらいのイカルが、しっかりとした嘴でエノキの実を次々と食べていました(左写真:右下に頭がありちょうど嘴で実をついばんでいるところ)。その動きで、実もぱらぱら落ち、かろうじて樹上に残っていた枯れ葉も、その木のところだけ風が吹いたかのように木全体からはらはらと舞い落ちています(右写真:地面に落ちている実や葉)。

何ともにぎやかなひとときでしたが、木に近づくと人の気配を感じていっせいに飛び去ってしまいました。(よ)

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