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サクラ保存林の夫婦坂のオオモミジの下に、何やらばらばらと落ちています。オオモミジの種子は翼がついていますが、その翼から種子をはずしてバリッと割ったような感じです。ムササビの食痕のようです。
多摩森林科学園のムササビは、高尾駅がすぐ向こうに見える(駅の放送も聞こえる)樹林のあたりから、樹木園や天然林、試験林など広い範囲に生息しています。昼は自然にできた樹洞や人が幹に取り付けた巣箱の中で眠り、夜になると食べ物を探して森の中へ飛んでいきます。
冬も冬眠することなく、季節によっていろいろなものを食べていますが、この時期は、コナラやアラカシなどのドングリやオオモミジの種子などを食べているようです。昼は見ることができませんが、食痕を探すことで、確かにいるんだなあという気がします。(よ)
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