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春の使者ミヤマセセリ(3月)

ミヤマセセリミヤマセセリは比較的地味な色の蛾のような蝶で、珍種でもありませんが、虫好きの人にとってこの成虫は春の使者です。ムラサキシジミやテングチョウなど成虫越冬する蝶と異なり、ミヤマシジミの成虫はこの春に羽化したものだからです。

幼虫は、クヌギ、コナラなどの落葉広葉樹の葉を食べて育ち、越冬して、冬の終わりに蛹となり、早春に羽化します。同じように春の使者とされている蝶には、ギフチョウやコツバメがありますが、ギフチョウは多摩森林科学園では1970年前後に絶滅してしまいました。(し)