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桜とミヤマホオジロ(3月)

ミヤマホオジロ桜サクラ保存林を歩くと、5、6羽のミヤマホオジロの群れが地面から飛び上がってサクラの枝にとまりました。メジロのように花の蜜を吸うわけではなく、枝にとまってしばらく様子を見ながら、人が去ってしまうようであればまた地面におりて来ようという感じです。

ミヤマホオジロのオスは、左の写真のように、眉の線と喉の部分のきれいな黄色、目の線と胸の上部の濃い黒色がくっきりした美しい小鳥です。いっぽうメスは、右の写真のように、淡褐色または淡い黄褐色という地味な色で、オスの引き立て役といったところです。鳥の写真を撮りに来られる方も、オスの写真が撮れるほうが喜ばれるようです。

サクラの花が咲き始め、ミヤマホオジロもそろそろ東シベリアや朝鮮半島、中国南東部などに渡って行く季節となりました。今年は、どのサクラが咲く頃まで園内に残っていてくれるでしょうか。(よ)