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細長い花序に、5枚の花弁をもつ黄色い小さな花が咲いています(左写真)。バラ科キンミズヒキ属のキンミズヒキです。「ミズヒキ」の名前は、タデ科イヌタデ属のミズヒキからきているようですが、系統分類的には互いに遠い関係です。
道ばたや草地に生える30-80センチの高さの多年草。葉は奇数羽状複葉で、大小のある5-9枚の小葉があります(右写真の中央下あたり)。左写真で穂先のほうには、まだいくつも蕾がありますが、蕾の顎筒の縁にかぎ状の刺がたくさん付いているのが見えます。種子が出来た時には、この鉤で動物や人の服などにくっついて移動します。(よ)
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