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ヌスビトハギの花と実(8月)

ヌスビトハギ第2樹木園など園路のあちこちでピンク色の小さな花が見られます(左写真)。マメ科ヌスビトハギ属のヌスビトハギです。

長い花茎に長さ3-4ミリのピンクの花が対生に並んで付いています(中写真)。同じ頃に園内で咲いているマメ科のフジカンゾウもよく似たピンクの花ですが、フジカンゾウでは葉が5-7枚の小葉から成る「奇数羽状複葉」に対して、ヌスビトハギは3枚の小葉から成る「三出複葉」(左写真)であることから、容易に区別できます。

果実は途中がくびれて2節に分かれた形をしています(右写真)。いわゆる「ひっつき虫」で、動物や人などに付いて散布されます。ちなみに、当地方(秩父~多摩~神奈川北部)では「ひっつき虫」を「べベったかり」と呼ぶそうです。(写:よ、文:よた)

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