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世界の一次エネルギー総消費量の60%を賄えるといわれるバイオマス。その有効活用は、地球温暖化防止に不可欠であるとともに、循環型社会の形成、新産業の創出、農林水産業及び地域の活性化などにもつながります。
バイオマス燃料については、「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議」の工程表において、2030年のバイオエタノールの年間生産量600万KL及びそのうちの木質系バイオマス燃料の生産量200万KLの目標が掲げられています。さらに、燃料化と同時に、石油系プラスチックに代わるクリーンなバイオプラスチックなどの開発も期待されています。
このため、木質バイオマスから低コストで効率的なエタノール製造技術を開発するとともに、
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バイオプラスチックや高付加価値機能性素材への変換・利用技術の開発に取り組みます。また、木質バイオマスの利活用においては、原料の長期的、安定的かつ持続的な供給体制の確立が急務となっています。そのため、供給−運搬−変換−利用−廃棄・再利用の総合的なシステム化による、未利用バイオマスの利用率向上に取り組みます。

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