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更新日:2021年5月11日
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森林研究・整備機構は、森林・林業・木材産業と林木育種分野を総合的に扱う我が国唯一の中核的な試験研究機関として、また、水源林造成業務及び森林保険業務を行う機関として、国の政策のほか、社会的要請に対応し、国や地方公共団体、他の独立行政法人、産業界など幅広い関係機関と緊密に連携しながら、業務を総合的・効果的に実施し、政策課題の解決に積極的に貢献します。このことを通じて、森林の保続培養と林業技術の向上、国産材利用の拡大に寄与し、林業の振興と森林の有する公益的機能の維持増進に資するという使命・役割を担っています。
【研究開発業務】
森林・林業・木材産業及び林木育種に関する研究開発を総合的、網羅的に推進しつつ、森林環境問題の解決、山地災害防止機能等の森林の持つ多面的機能の高度発揮、林業及び木材産業の持続的発展等、国の施策や社会ニーズをより一層的確にとらえた研究開発を実施します。
(1) 研究開発成果の最大化に向けた取組み
(2) 研究の重点課題
1 環境変動下での森林の多面的機能の発揮に向けた研究開発
ア 気候変動影響の緩和及び適応に向けた研究開発
イ 森林生物の多様性と機能解明に基づく持続可能性に資する研究開発
ウ 森林保全と防災・減災に向けた研究開発
2 森林資源の活用による循環型社会の実現と山村振興に資する研究開発
ア 林産物の安定供給と多様な森林空間利用の促進に資する研究開発
イ 生物特性を活用した防除技術ときのこ等微生物利用技術の開発
ウ 木材利用技術の高度化と需要拡大に向けた研究開発
エ 木質新素材と木質バイオマスエネルギーの社会実装拡大に向けた研究開発
3 多様な森林の造成・保全と持続的資源利用に貢献する林木育種
ア 林木育種基盤の充実による多様な優良品種の開発
イ 林木育種技術の高度化・拡張と特定母樹等の普及強化
【水源林造成業務】
自然災害が頻発・激甚化する中で、流域保全等における役割への期待が高まっていることから、森林所有者、造林者及び市町村等の関係者との連携強化を一層図りつつ、以下のことに取り組みます。
(1)事業の重点化
(2)事業の実施手法の高度化のための措置
(3)地域との連携
【森林保険業務】
森林保険業務では、火災、気象災及び噴火災による森林の損害を補償する総合的な保険として、森林所有者自らが災害に備える唯一のセーフティネットの役割を果たしており、引き続き林業経営の安定と被災後の再造林の促進による森林の多面的機能の発揮のために必要不可欠な制度として、以下のことに取り組みます。
(1)被保険者へのサービス向上
(2)制度の普及と加入促進
(3)引受条件
(4)内部ガバナンスの高度化
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