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1.受賞名 | 2023年度日本環境共生学会著述賞(受賞日:2023年9月16日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
塚田 英晴(麻布大学獣医学部) 園田 陽一(国際産業技術専門学校/明治大学大学院農学研究科) 浅利 裕伸(帯広畜産大学畜産学部) 山本 以智人(環境省石垣自然保護官事務所) 内野 祐弥(環境省西表自然保護官事務所) 玉那覇 彰子(動物たちの病院 沖縄) 亘 悠哉(森林総合研究所 野生動物研究領域) 湊 秋作(ヤマネ・いきもの研究所) 饗場 葉留果(ヤマネ・いきもの研究所) 末次 優花(地域計画建築研究所) 原 文宏(北海道開発技術センター) 伊東 英幸(日本大学理工学部) |
3.受賞理由 |
2023年1月に出版された「野生動物とロードキル」(東京大学出版会)が、環境共生学の進歩、発展に大きく貢献する優れた著作として評価され、日本環境共生学会著述賞が授与された。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
本賞は、日本における最初のロードキル研究の成果をまとめた書籍「野生動物とロードキル(東京大学出版会)」の著者らに授与された賞である。 その中で、亘悠哉主任研究員は、玉那覇彰子氏(どうぶつたちの病院沖縄)と共著で、第9章「ケナガネズミ」の執筆を担当し、これまで発表してきた研究成果をもとに、沖縄島やんばる地域における絶滅危惧種ケナガネズミのロードキルの発生状況や発生個所の特徴、対策のあり方についてまとめた。 やんばる地域は2021年に世界自然遺産に登録され、絶滅危惧種のロードキル対策は、主要課題の一つとして位置付けられている。本稿の知見が、対策の推進に貢献することが期待される。 なお、本章は以下の2つの研究論文の成果をベースに執筆した。 1) 玉那覇 彰子・向 真一郎・吉永 大夢・半田 瞳・金城 貴也・中谷 裕美子・仲地 学・金城 道男・長嶺 隆・中田 勝士・山本 以智人・亘 悠哉 (2017) DOI:10.11238/mammalianscience.57.203(外部サイトへリンク) 2) Miyamoto, A., Tamanaha, S. and Watari, Y. (2021) Landscape features of endangered Ryukyu long-furred rat (Diplothrix legata) roadkill sites in Yambaru, Okinawa-jima Island. Journal of Forest Research 26: 201-207 |
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