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更新日:2026年5月1日

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第26回日本木材学会技術賞(原田 真樹 他)

 

1.受賞名 第26回日本木材学会技術賞(受賞日:令和8年1月24日)

2.受賞者の氏名、所属

軽部 正彦(元・森林総合研究所関西支所長)
原田 真樹(企画部研究情報科)
林 知行(京都大学生存圏研究所生活圏木質構造科学分野)

3.受賞理由 荷重変形曲線の特徴点抽出自動化ツールPickPointの開発。
4.受賞対象研究の紹介

2000年の建築基準法改正で進められた性能規定化に伴い、木質構造でも単なる強度だけでなく、変形やエネルギー吸収を意識した評価と設計へ移行された。荷重変形曲線を完全弾塑性化モデル(Bi-Linear型:降伏点荷重とその変形量、破壊時変形量からなる台形)に置換する作業はその一部であったが、それまでペンプロッター等で描画された紙面で作図決定していた各特徴点を、PC内のデジタル記録から導出する作業は各実験担当者の手に委ねられた。だが、ノイズ等の混入が計算エラーを引き起こすなど、評価・判断の自動化はもとより、信頼のおける結果の導出が難しかった。
このような中、数多く強度試験評価経験で培った安全側の判断を組み入れ、一般的なCSV形式ファイルから特徴点を自動抽出するソフトウェアを作成し、ホームページを介して無償提供すると共に、使用者からの問合せに対応した知見を精度や信頼性の向上に活用してアップデート提供してきた。
処理速度の速さはもとより、繰返し加力時の包絡線自動作成や、各測定項目を演算させて評価することができ、任意に指定した特定の変位や変形・荷重時の値を抽出する機能も用意されている。更に処理結果グラフ画像や曲線・特性値のCSV保存、複数ファイルをリスト指定して同一条件で一括処理する機能、抽出条件や評価方法変えるアドバンスト・モードがある。
汎用性の高いCSV形式で蓄積された強度試験結果や荷重変形曲線データは、統計的な再評価や再活用が期待される。

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