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| 1.受賞名 | 森林利用学会賞(受賞日:2026年3月19日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
大塚 大(林業工学研究領域) |
| 3.受賞理由 | 非皆伐施業の実現に向けた木材生産システムの高度化に関する一連の研究が、持続可能な森林管理の発展に寄与するものとして評価された。 |
| 4.受賞対象研究の紹介 |
非皆伐施業における下層木の保全を重視した木材生産作業の高度化を目的とした研究を行い、そのための定量的評価手法と作業技術の基盤構築を行った。ヒノキ漸伐林を対象に、下層木と上層木の位置情報や実際の伐倒挙動を再現し、伐倒木と下層木の衝突に基づく損傷モデルを構築したことで、従来よりも高精度に損傷発生箇所を推定できることを示した。また、この衝突モデルを林小班規模に拡張し、下層木の損傷の有無を7割以上の精度で分類可能であることを明らかにし、伐出計画における衝突回避の重要性を定量的に示した。さらに、下層木の密度が異なる調査地において、伐採⽊1本あたりの伐出費⽤に差が認められなかった事実により、同程度の費⽤負担でもより多くの下層⽊を保全できる可能性を⽰した。これらの成果は、非皆伐施業における効率的かつ環境配慮型の伐出作業技術の確立に寄与する。 |
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